校章について

校章

桜花の中に山工を入れた校章を作成

校章については大正 10 年創立当時、本校の後藤校長と宇部工業学校の内海静校長とが協議をされた。図案は本校側で作成することになり、次のような基本事項が決められた。

  1. なるべく奇抜なものを避け、普通の型たること。
  2. 日本帝国の象徴たる桜花を形象すること。
  3. 徽章は両校共通として制服の襟章により区別すること。

これらにより、本校で2ないし3の図案を作成し、協議の結果桜花の中に山工を入れたものとなった。 山工は山口県の工業学校という意味であり、下工でないところに誇りがある。

由来により、学制改革によって工業高等学校と改称されても、宇部工業高等学校とともに変更せず、一貫して制服の襟章のみにより両校を区別することが続いている。

学生帽につける校章には刻印の番号がつけてあり、貸与され卒業式後には返却をしていた。個人が特定されているため、在学途中で紛失したものは「始末書」、「再交付願」を書いて新しい帽章を貸与してもらった。